【黒歴史】なかったことにされた「続編」たち/「二作目」以降の作品はなぜ評価されづらいのか

 

2期なんてなかった

 

さらっと「なかったこと」にされる続編たち。

 

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「続編」にまつわる話。

 

先日のTGAの話題。

  

スクウェア・エニックスより、

新作RPG『ブレイブリーデフォルト2』

ニンテンドースイッチで発売されることが発表された。

 

 

本日LAで開催された「The Game Awards 2019」にて、ブレイブリーシリーズのコンセプトを継承した完全新作RPG 『ブレイブリーデフォルトII』 を発表しました!
新しい世界、新しい光の戦士たちによる、新しい物語にご期待ください!

 



ふむふむ、ところで

 

『ブレイブリーセカンド』

とはなんだったのか…

 

『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』(BRAVELY SECOND END LAYER、略称:BSEL)は、スクウェア・エニックスより2015年4月23日に発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフト。2012年にリリースされた『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』(以降、BDFF)と2013年にリリースされた『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』(以降、BDFtS)の正式続編で、前作から数年後の物語が描かれる。

 

『デフォルトに比べて『セカンドは不評だったみたいだけど、どうなんだろ?

両方ともやったことがないから自分では評価できないけど、Web上で様々なレビューをみる限りでは、『セカンド』はあまり評判がよくなかったみたいだね。

 

このように、

「続編」が「前作」と比較され、評価をされづらい

のは、よくあること。

もちろん、大多数の意見が一致する「ダメな続編」が存在するのも事実。

 

 

「続編」が評価されづらい理由

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続編という特性上、評価されづらい状況になりやすい。

 

続編が評価されづらかったり、酷評されたりする

主な理由は、下記の2点。

 

1)ユーザーが「慣れる」

 

2)「蛇足」が生まれやすい

 

1)ユーザーが「慣れる」

一作目のストーリーや世界観、設定などは好評だったのに、続編になった途端に評価を落とす作品は珍しくない。ユーザー側が「慣れて」しまうことによって、新鮮さがなくなることが理由。

 

2)「蛇足」が生まれやすい

一作目が商業的な成功を収めた場合、「より多くの利益を生むため」に続編が作られるのはよくあること。

その際、「よい作品を作ること」よりも「続編を作ること」に重きを置かれてしまうこともよくある。

最もありがちなのは、次のケース。 

 

・原作がある作品で、原作にないキャラクターや設定が追加される。

「原作があり、かつ、原作が完結していない作品」ほどこれが生まれやすい。

 

「続編を作ること」ありきで作られた続編は、

薄味で印象に残らない。

そう思うことが多々ある。

 

 

なかったことにされた「続編」たち

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ゲームや映画、ドラマやアニメなど、続編が「なかったことにされる」ものは数多くあるが、個人的に「これは黒歴史だな…」と思う作品ひとつと、「これは面白かった」と思うものをひとつ挙げてみる。

 

 

まずは 黒歴史と思う作品

 

 

『みなみけ おかわり』

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”作画崩壊なんて生温い

本当の地獄をみせてやろう”

 

そんな気概が感じられるクソアニメ

それがみなみけ二期

 

(ニコニコ大百科より)

南家三姉妹の平凡な日常を淡々と描いたアニメ・みなみけ一期(以降、一期)に”引き続き”、南家三姉妹の日常を淡々と描いたはずのアニメ。

一期が原作ベースだったのに対し、おかわりはオリジナル色の強い作品となっており、原作や一期とは舞台や世界観が多少異なっている。また、この頃話題となっていた鬱アニメや猟奇アニメを意識したのだろうか、さすがに猟奇的なシーンは見られないものの、一期と比べ攻撃的なシーンや、怒ったり悩んだり落ち込んだりするシーンが多く演出もシリアス化、また配色も質感堅めで全体的に暗いものとなっているなど、みなみけの淡々としながらもやわらかくて暖かい日常に、それまでみなみけとは無縁であった鬱さや暗さを取り入れようとした意欲作である。

 

この文章に集約されてるな…。

オリキャラのせいで速攻切った思い出しかない。

オリキャラで成功したキャラなんて

『ARIA The ANIMATION』のアイちゃんくらいですよ

 

本作は『みなみけ おかわり?』(「お変わりですか?」の発音)

とも称されている

 

 

次に、評価は低いけど個人的には面白かった作品

 

 

『逆転裁判4』

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主人公が『王泥喜法介』になった、逆転裁判シリーズの4作目。

個人的に、ゲームの内容としては「面白かった」と思う。でも、Webで様々なレビューをみると、評価は芳しくない。どうしても『逆転裁判1~3』と比較されてしまう。

決して「なかったことにされた」作品ではないけど、以降の逆転裁判5・6での(メインの)主人公が『成歩堂龍一』に戻ってしまった点を考えると「なかったことにされた」にきわめて近い作品といえる。

本作の最終話のみに登場する「メイスンシステム」も評判悪かったっぽい

 

繰り返しになるけど、個人的には面白かった。

オドロキくんのテーマ(新章開廷!)ホント好き 

 

 

これから発売が控えている「続編」

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楽しみな一方、前作を超えられるのか…と心配になる作品がある。

 

 

『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の続編

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説明不要の神ゲー、ゼルダBoWの続編。 

楽しみだけど、前作があれだけ高評価だっただけに、

変更となる点次第では、評価が下がる恐れもあるのでは…という心配がある。

 

ゲーム内容は心配してないんだけど、

ユーザーが「慣れて」しまうことだけは、

作品の出来に関係なく起こってしまうからね。

 

「作品が悪いんじゃなくて、自分が変わってしまったんだ」

にならないよう、ゲームを楽しみたい。

 

 

『N1RV ANN-A』

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サイバーパンクバーテンダーアクション『VA-11 HALL-A』の続編。

サイバーパンクな雰囲気の大都市「グリッチ・シティ」から、人工島「セイント・アリシア島」に居を構える高級バー「N1RV ANN-A(ニルヴァーナ)」に舞台を移し、新たな物語が繰り広げられる。

 

ゲームシステムや内容はあまり心配してないんだけど、

『VA-11 HALL-A』のように、魅力的なキャラクターたちが登場するか、という点に心配がある。

 

 

そんなワケで、今日は「続編」についての話でした。

みなさんの好きな続編、あまり好きでない続編は何だろうか。

 

 

本日はこのへんで。