スマホ依存を事前に対策する

 

私たちは情報が絶えず流れこんでないかと期待し、

それを必要とするまでになっています 

 

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スマホ依存の対策にオススメのアプリがある。

 

『Unlock Clock』。

スマホのロックを解除した回数をカウントして、

ロック画面やホームに表示してくれるアプリ。

これがなかなかに優秀。

 

ロック解除の必要性を考えさせられる

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『Unlock Clock』は、

「スマホを触った後」ではなく

「スマホを触る前」に表示されるのがポイント。

 

Androidスマホに標準で入っている

『Digital Wellbeing』でも

スマホのロック解除回数を見ることはできる。

しかし、解除した回数を見るためには、

アプリを立ち上げる必要がある。

 

一方、『Unlock Clock』は、

ロックを解除した回数を

「ロック画面」や「ホーム画面」に表示できる。

 

先ほど述べたとおり、

「スマホを触る前」に表示されるのがポイント。

 

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「今日は30回、ロック解除してるよ」の表示。

 

 

スマホ依存を事前に対策するためには、

「スマホで何かをしようとするとき、

それが本当に必要なことなのか?」と自問してみるといい。

 

僕たちはつい、無意識にスマホのロックを解除して、

ニュースを見たり、SNSアプリを開いたりしてしまう。

 

「それは、本当に必要なことなのか?」

 

この問いかけで、

「必要だ」と言い切れることは少ない。

 

スマホのロックを解除してしまったら手遅れで、

次の瞬間には、

「新しい情報を得ること」に夢中になってしまう。

 

情報の中身ではなくて、

「新しい情報を得ること」そのものが目的になる。

 

ひとしきりスマホを使った後に

「それで、何か得られたのか?」と自問して、

何も得られなかったことに後悔する。

 

こういう使い方、けっこうしてしまう。

 

『Digital Wellbeing』でロックを解除した回数を

確認するためには、ロック解除が必要となる。

 

スマホの使いすぎを防止するためのアプリなのに、

ロックの解除が必要という点は気になっていた。

 

『Unlock Clock』は、

ロックを解除する前に、ロック解除回数が分かる。

 

ロックを解除する「前」というのがミソで、

ロック画面にロック解除回数が表示されていると、

そこで一旦、手を止めることができる。

 

手を止めて

「あれ、なんでスマホを触りたいんだっけ?」

自問してみる。

必要ないことに気づき、ロック解除をやめる。

 

この効果は大きい。

 

栄養のない情報は要らない

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情報をいつでも・どこでも得られるスマホ。

この便利な機会のおかげで、

あらゆるスキマ時間は、スマホで埋められる。

 

ぼくは、ぼく自身のことをスマホ依存だと考えている。

 

あらゆる待ち時間にスマホを触ったり、

トイレの中にまでスマホを持ち込むこともある。

 

その癖はなかなか治らないが、

仮にトイレにスマホを持ち込んでも、

『Unlock Clock』は効果を発揮する。

 

スマホのロック画面を見て

「ああ、必要ないスマホ操作はやめよう」

と思い留まることができるから。

 

他に何もすることができない時間なら、

スマホでスキマ時間を埋めた方がいいじゃないか、

と思われるかも知れない。

 

これについては過去にも話しているが、

スマホは「スキマ時間」を埋めてくれると同時に、

「脳の空きスペース」も埋めてしまう。

 

大量に情報を摂取すると、思考するためのスペースが残らない。

 

脳は常に、栄養のないものを食べ続けている状態になる。

 

「スマホを何時間も使ってインプットしたはずが、

なにひとつ頭に入っていなかった」

こんな経験はないだろうか。

 

漫然とインプットすることは、

ダラダラとスナック菓子を食べること似ている。

 

身になるか、ならないか

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栄養のない情報を大量に取るより、

これだと思った情報、自分にとって身になる情報を得て、

そこから思考し、アウトプットする方がよほど良い。

 

ニュース記事ひとつ読むにせよ、

そこからアウトプットにつなげないのであれば、

インプットする意味がない。

 

なので、ぼくは単なるファクト(事実)以上の

情報を持たないニュースははじめから読まない。

 

事件や事故のニュースであれば、

読むことで、事件や事故の

予防・対策ができるなら読む、といった感じ。

 

つまりは

「身になるか、ならないか」の点で

インプットする情報を選んでいる。

 

スマホでのインターネット。

 

情報を取りにいく前に、

立ち止まって考えてみよう。

 

 

「それは、本当に必要なことなのか?」

 

 

それではまた明日。