VA-11 Hall-Aに影響されてカクテルをはじめた話/本当の意味での「コスパ」について

 

人の自由は、空想の中に。

 

 

f:id:popyon:20190712093539j:plain

『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』(ヴァルハラ)。

存在は知っていたけどプレイしていなかったこのゲーム、

先日(といっても5月末だけど)、Switch版を予約購入してた。 

 

そして、ゲームのプレイ3日後には

  

 ドン!

届いてました。

f:id:popyon:20190712083439j:plain

水アカのお目汚し失礼します

 

今回、購入した「道具」は…

・シェイカー本体(350ml)

・メジャーカップ(30ml/45ml)

・ミキシングストレーナー

・ステア用バースプーン

・レモン搾り(以上5点セット)

・教本

・カクテルグラス(90ml)

コリンズグラス(305ml)

ミキシンググラス(500ml)

・しぼり器

 

熱量上がりすぎ

 

さらに、今回、購入した「お酒」は…

・ジン(サントリー ビーフィーター

ウォッカスミノフ

・ホワイトキュラソーコアントロー

カンパリ

・お酒じゃないけど、レモンジュースとライムジュース

f:id:popyon:20190712084337j:plain

 なんかめっちゃ良い香りする

 

 ゲームがパッケージ版で2,980円、

カクテルづくりの道具+お酒+ジュースで18,000円ほどの出費。

 1本のゲームで、ゲームソフトの6倍のお金をかける人間…

 

熱量、上がりすぎ。

 

お酒が飲めない問題

 

ウォッカマティーニを。ステアせずシェイクで。

 

ここまで準備してなんだけど

 僕はあまりお酒が飲めない。

 

あまり飲めないというか、弱い。

全く飲めないわけではないけど、人よりだいぶ弱い。

「中ジョッキのビール1~2杯で十分」ってくらい。

 

じゃあなぜカクテルはじめたし…

 

でも、実際はじめてみると、

お酒に弱いなりに、楽しめることが分かった。

いや、むしろ

お酒に弱い人ほどカクテルをはじめるべき!

 

理由は

・アルコール度数やテイストについての知識を得ることで、自分にあったカクテルを知ることができる

・ベースのお酒の量を調整して、アルコール度数を抑えることができる

から。

 

お酒の知識がないころは、

居酒屋やバーでは、適当に注文することが多かった。

予想以上にアルコール度数が強くて飲めなかったり、

思いのほか苦手な味だったりで、失敗することも多かったように思う。

 

プロ並みの技術や知識を得る必要はないけれど、

基礎的な知識を得ることは、メリットが大きい。

 

これからは、外で飲むときも自宅で飲むときも、

知識にもとづいた選択ができそうだ。

 

 

本当の意味での「コスパ」 

 

美味とは食物そのものにあるのではなく味わう舌にあるものである。

 

道具や材料を揃えるには、お金がかかる。

初期投資は、馬鹿にならない。

でも、長い目でみると、経済的。

   

ベースのお酒1本で「量」として多くのカクテルを作れることに加えて、

「種類」としてたくさん作れる。

 

汎用性の高いスピリッツやリキュールを選ぶことで、

多くの種類のカクテルを作ることができるのは嬉しい。

  

汎用性が高いといえば、

先日のエントリで触れた「お手入れ」に関してもそう。

3,000円のクリームを買うのは、最初の出費こそ

「ちょっと高いなあ…」と思ってしまうけど、

それ1つで、手持ちの革製品の多くに活用できて、かつ

持ちが何年も延びるなら、こんなにコスパが良いことはない。

 

そのエントリでは、

「経済的なメリットより、

精神的なメリットの方が大きい」

ことについて話したが、

カクテルに関しても同じことがいえる。

 

「美味しい」は心に良い。

 自宅で作るカクテル、けっこう美味しい。

 

プロのバーテンダーが作るカクテルには遠く及ばないが、

コンビニやスーパーで購入できる缶カクテルよりは、ずっと美味しい。

 

「高級品でなくても良いが、ちょっと良いものを」

 

食に関しては、このように思う。

 また、一定以上の「手間」をかけると、美味しさが格段に跳ね上がる。

  

「新鮮なものを、どれだけ直前に加工するか」

が、味に大きく影響する。

 

作り置きのものと直前に作ったものとの違いは、歴然だ。

新鮮なフルーツを使うカクテルは手間はかかるが、やっぱり美味しい。

(レモンジュースを購入したけど、結局は殆ど使わなかった。

レモンから果汁を絞る方が断然美味しい)

 

美味しいと、気分が良い。

自分で作ると、楽しい。失敗もするけど。

 

得られるものが金銭的なメリットに留まらない、というのが、

本当の意味でのコスパだと思う。

 

経験に勝るコスパのよい行動はない

 

早く、何度も失敗せよ 

 

今回のカクテル作りで、改めて再確認した。

経験することは、コスパが良いと。

カクテルの基礎を知らないままだったら、

この先ずっと、自分に合わないお酒を選び続けていたかも知れない。

 

度々出てくるフレーズだが、

「とにかく、小さくはじめること」が大事。

 

失敗してもいい、むしろ失敗することの方が普通。

とにかく何でもやってみる。

基礎知識を得るためにかかる時間は、そう多くない。

 興味を持ったことは、どんどん挑戦した方が良い。

18,000円の出費は中々大きかったが…

 

 

カクテルに興味をもつきっかけとなったVA-11 Hall-Aに感謝。

 

記事は終わりです。