【失敗に学ぶ】「7pay(セブンペイ)9月末でサービス終了」に思うこと

 

「努力する」か「諦める」かどっちかしかないよ。

人間に選べる道なんて

いつだってたいていこの2つしかないんだよ。 

 

 セブンペイが9月末にサービスを終了するようだ。 

 

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 僕がこのニュースから学んだことは、ひとつ。

 

「一度決めたことは、後から変えてもいい」。

 

今日はこのテーマについて。

 

7月1日のサービス開始から、わずか3ヶ月で終了することとなった。

 

分かりやすいニュースは好まれる

セブンペイ、9月末でサービス終了。

冒頭の記事だけ軽く読んだ。

コメント欄は見ていないが

セブンを叩くコメントで溢れているのだろう

ということだけは分かる。

 

撤退を「懸命な判断」として好意的に受け止めるコメントと、

ここぞとばかりに叩くコメントが入り乱れるといったところか。

 

セブンの肩を持つわけではないが、叩く気にはなれないな。

なにより、そんな時間はない。

 

時間を有効に使う

コメント欄で叩いているであろう人のうち、

どれくらいがセブンペイを使っていたんだろうね。

どちらでも構わないのだが、仮に僕がセブンペイを使っていても、

使っていなかったとしても、コメントで叩くことはしない。

 

本当に、時間の無駄なので。

 

もしセブンペイを使っていたのであれば、叩きたくなる気持ちも分かるかも知れない。

そうでないなら、よくまあ自分に直接関係ないことでそこまで盛り上がれるなと。 

要するに、分かりやすい攻撃対象があって、それを攻撃できればなんだっていいのだ。

 

ちなみに僕は、セブンペイを使っていない。

使っているキャッシュレス決済はiDのみ。

一応、QRコード決済ではLINE Payに残高1,200円があるけど、一度も使ってない。

この記事は、セブンペイを擁護する記事ではない。

 

今回、学ぶことはひとつだけ

 

「一度決めたことは、後から変えてもいい」。

 

学ぶというより、改めて実感したというべきか。

 

割とよく見る光景なんだけど、なぜか

「一度決めたことは、簡単に覆してはいけない」

みたいな考え方の人を見かける。

 

「一度決めたんだから、最後までやるべき!」

と考えてしまうに至る流れは、次のようなものだろうか。

 

・何かを始めると、壁にぶつかる

・そういうときは、投げ出したくなってくる

・でも、せっかく始めたのだから、続けなくてはいけない

 

こういった、

自らに制限を課してしまっているケースをよく見る。

 

この制限は、

「ここで逃げてしまっては、自分のためにならない」

とか、

「これを始めるのにも投資しているから、いまさらやめられない」

といった思考から起こりやすい。

 

でも、あまり深く考える必要はない。

「一度決めたことは、後から変えてもいい」。

 

そう考えて良い理由を、述べる。

 

やめても、死なない

まず、

 「ここで逃げてしまっては、自分のためにならない」

 

これは、必ずしも正しくない。

偉人の伝記には過去の苦労話を見てとれるが、

それは「逃げない」ことと同義ではない。

 

「逃げる」は「切り捨てる」と表現してよい場合がある。

 

僕自身がそうだったが、

「命に関わらない限り、嫌なことからは徹底的に逃げても、大丈夫」

という考えで生きてきた。

そして、いまのところ、その切り捨ててきたことに、一切の後悔はない。

 

これは、仕事や人間関係など、様々な領域で同じことがいえる。

 

次に、

「これを始めるのにも投資しているから、いまさらやめられない」

について。

 

これは、よく陥りがちな思考。

このように、回収が不可能になった費用を「サンクコスト」という。

※「沈んだ費用」という意味。サンクは、沈む(シンク)の完了形。

 

ここで考えなくてはいけないのは、のコストではなく未来のコスト

確かに、途中でやめることで、最初に投入したコストは無駄になってしまう。

しかし、モチベーションが続かないまま、それを続けても成果は出にくい。

ここで切り捨てないことで、

「他のことをする費用や、時間を失う」

ことの方が、余程ダメージが大きい。

 

もちろんこれは、トレードオフが成り立つ場合にのみ当てはまることではある。

トレードオフ…一方を得ようとすると他方を失う関係性のこと

 

「続けるべきか、やめるべきか?」

 

このように迷いが生じたときは、長期的な視点で考えることだ。 

 

余談:他人に口出しする人が、一定数存在する

残念なことに、意思決定について、

他人にまで強制しようとする人が一定数存在する。

(先ほどのセブンペイのニュースはさすがに「いまさらやめるな」といった意見はないだろうが)

 

・何か新しいことを始める。

・それをやめる決断をする。

・他人が口出しをしてくる。

 

口出しには、

「一度決めたのに、途中で投げ出すのか」という直接的なものから、

「やっぱり、やめると思った」という、間接的なものまで含める。

 

こういう人の言うことは、気にしなくて問題ない。

 

あなたがするべきことは、

「チャレンジするという決断をした自分」や、

「やめるという決断をした自分」認めること

 

チャレンジの回数、失敗の回数だけ成功に近づく。

このことは、事実だ。

 

おわりに 

繰り返しになるが、今回のセブンペイのニュースで見るべきは

「一度決めたことは、後から変えてもいい」

ということ。

  

一番やってはいけないことは、

「自分の選択肢を、自ら減らすこと」。

 

もちろん、一度やめたことを、もう一度はじめても良い。

決定権は、自分自身にあるのだから。

 

本日はここまで。

 

 

<引用>ハチミツとクローバー」花本修司