【コスパ最強】おうちコーヒーは高くても一杯150円ですむ【カフェで飲むより美味い】

 

熱いブラックコーヒーを喉に流し込むと、まるでマヨネーズのプールに飛び込んだみたいに、酸っぱい一日の始まりに突然気がつき、コマの心棒を擦るように慌てて頭を回転させて、「さてと……」などと独り口にする。

 

コーヒーを、よく飲む。

茶店で飲むのも良いが、自宅で飲む方が好きだ。

美味しさでは喫茶店に分があるが、

それでもなお、自宅で飲むコーヒーが好きだ。

 

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カリタの手挽きミル、月兎印のドリップポット、丸山珈琲のコーヒー豆。 

 

コーヒーは、都度、豆を挽いて飲む。

 

コーヒーを豆から挽いて飲む人というのは、意外と少ないと感じる。

器具を持っていなかったり、持っていてもホコリをかぶっていたり。

 だから、コーヒー豆の販売店に行くと安心する。

「ああよかった、ちゃんとコーヒー好きの方はいるんだ」と。

 

もし自宅でコーヒーを淹れる習慣がないなら、是非ともおすすめしたい。

 

自宅で、ゆっくり、豆から挽いて飲む。

豆を挽くときの香り、お湯を注ぐときの香り、それらの広がり。

 

一杯のコーヒーから万物は流転する。

 

スマホ片手にコーヒーメーカーをセットするような "せわしなさ" は改めて、

ゆっくりとした時間を楽しもう。

 

オススメする理由

 

自宅で豆から挽いて飲むことを薦めるのは、下記の理由から。

 

・圧倒的に、安い(高くても、一杯150円)

・純喫茶以外には、味で負けない(シアトル系カフェには余裕勝ちする)

・環境をコントロールできる

 

詳しく話していこう。

 

◆圧倒的に、安い(高くても、一杯150円)

自宅でコーヒーを豆から挽いて飲むときのコストは、

高くても一杯が150円ほど。

 

一杯のコーヒーに必要な豆の量は、条件によって異なるけれど

一杯あたり10gがひとつの目安といっていい。

価格は、販売店や豆のグレードにもよるが、

安くて100gあたりの単価が400円、高めのもので1500円くらいといったところ。

上を見ればキリがないけど。100gで4000円近くするとか。

 

これに対して、もし外でコーヒーを飲むとしたら?

 

<代表的なコーヒー店の、ドリップコーヒーの価格を比較>

ドトール・・・220円

スターバックス・・・290円

タリーズ・・・330円

コメダ珈琲店・・・420円

・星乃珈琲店・・・420円

※他にもエクセルやらベローチェ、プロントやらあるけど似たりよったりなので省略。

※いずれも、SサイズやShortなど、最も小さいサイズの価格。また、店舗により価格が異なる場合あり。

 

これを見ると、一杯150円という価格が、

いかにコスパに優れているか分かる。

 

◆純喫茶以外には、味で負けない(カフェには余裕勝ちする)

個人的に、例の中で一番美味しいのは、星乃珈琲店

そして、言葉を選ばずに言わせてもらうと…

 

例に挙げた中では、どの店のドリップコーヒーよりも、

自宅で淹れたコーヒーの方が断然美味しい。

 

批判を覚悟で、断言できる。

でも、事実なんだ。

経験からいうと、グラム単価800円を超えると、

コーヒー専門の純喫茶以外には、まず負けない。

 

◆環境をコントロールできる

コーヒー店で一息つこうと思ったとき、リラックスできなかった経験はないだろうか?

 

ドトールで、喫煙コーナーから漏れる煙にコーヒーの香りを妨げられた経験は?

スターバックスで、席が空いておらずカップを片手にさまよった経験は?

星乃珈琲店で、2つ隣のボックス席にいる集団の話し声に悩まされたことは?

 

自宅なら、これらに悩まされることはない。

 

◆ほかにもメリットいろいろ

・ヘルシー

 シアトル系カフェ(スタバ・タリーズ等)に行ってしまうと、

 ついつい自分を甘やかして、甘いメニューを頼んでしまう。

 季節ごとに、魅力的な商品が出るからね。砂糖がたっぷりの甘いやつ。

 おうちコーヒーなら、質の良い豆を選べば、コーヒーが本来もつ甘さを堪能できる。

 コーヒーのお供には、素焼きのクルミ(無塩)がおすすめ。

 コーヒーのポリフェノールによる抗酸化作業に加えて、

 クルミのオメガ3脂肪酸で、動脈硬化の予防にも効果がある。

 美味しいうえに、健康的な組み合わせ。

 

 ちなみに、カフェインが苦手な人はデカフェ(カフェインレス)の豆を選ぼう。

 風味は劣るけど、カフェインを除去してあるので安心。

 

さあ、はじめよう 

一番オススメするのは、ペーパードリップでの抽出。

理由は、お手入れがラクだから。 

コーヒーそのものの味を楽しみたいなら、フレンチプレスでも良い。

その代わりコーヒーのエグみも出やすいので、豆選びは慎重に。

 

◆最低限、必要な道具は3つ

 ・コーヒーミル

 ・ドリッパー(紙フィルターをセットする

 ・ドリップポット(注ぎ口が細いケトル)

 

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ほとんど使ってないけど、ハリオのミルとか…

 

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ポーレックスのミニミルもある。持ち運びに便利。

一時期、道具一式を会社に持ち込んでオフィスでコーヒーを淹れるくらいには

コーヒー狂だった。人気者になれるか変人扱いされるかの2択。

 

◆消耗品は2つ

 ・コーヒー豆

 ・紙フィルター

 

できればサーバーがあった方がいいけど、

もし一人分しか淹れないなら、マグカップにドリッパーを被せればいい。

ちなみに僕のドリッパーはハリオのV60。定番。


 

おわりに

ちなみに、外で飲むコーヒーも好きなので、

外では絶対に飲まない!自宅最高!というわけではない。

 

ただし、味についてはけっこう重要視するので、

外で飲むとしたら、オーセンティックな専門店(挽く前に、スタッフの方が

ハンドピックまでしてくれる!)に行くか、挙げた例の中では星乃珈琲店かなぁ…

といったところ。

 

用途や、その時の気分によって使い分けているところが大きい。

自分にあったお店や飲み方が一番だね。

 

良いコーヒーライフを。

 

  

<引用>詩的私的ジャック森博嗣

(「熱いブラックコーヒーを…」「一杯のコーヒーから…」)