朝のアウトプットはどうして捗るのか?
朝が一番、はかどる。
起きてすぐにデスクに向かう。
ペンを手に取り、そのまま書き出す。
ブログに限ったことではないが、
アウトプットに最適な時間は「朝」だと思う。
どうして朝が最適なのか?
アウトプットするのに朝が最適な理由は3つ。
1)「雑音」が少ない
2)決断するためのエネルギーが、一日の中で最も多い
3)前日までに脳に溜まった「不要な思考」が取り除かれている
◆1)「雑音」が少ない
朝の時間帯は、雑音が少ない。
雑音には2種類がある。
ひとつが、物理的な雑音。
もうひとつが、精神的な雑音。
物理的な雑音:
これは、耳に聞こえる雑音。
人や動物、機械類から発せられる騒音。
話し声や鳴き声、車の走る音など。
精神的な雑音:
これは、耳には聞こえない雑音。
この雑音は自身から発せられる。
例えを挙げると、
「電話がかかってくるかも知れない」
「ショートメッセージ(LINEなど)がくるかも知れない」
「来客があるかも知れない」
といったもの。
電話やLINEに関しては、スマホをサイレントにしておけばいいのでは?
と思うかも知れない。
しかし、そうではない。
ここでのポイントは
精神的な雑音は、自身から発せられる という点。
スマホをサイレントにしても、
「何か通知が来ているのではないか?」という、
自身の思考はコントロールしづらい。
だから、朝の時間帯を選ぶ。
仮に早朝の6時だとしたら、
その時間に電話やショートメッセージがくる可能性は、
その後の時間帯と比べて格段に低くなる。
「通知をさせない」設定にするのは容易いが、
「相手に発信させない」設定にするのは不可能。
だからせめて、発信される可能性が低い時間帯をえらぶ。
◆2)決断するためのエネルギーが、一日の中で最も多い
人が何かを決断をするためには、エネルギーが要る。
そして、一日に決断することのできる回数やエネルギーは、限られている。
決断をする度に、脳は疲れていく。
だから、多くを決断するよりも前、一日の一番はじめの時間帯を選ぶ。
僕の場合は朝に起きるから、それが朝になる。
◆3)前日までに脳に溜まった「不要な思考」が取り除かれている
朝の時間が、思考にとって黄金の時間であるのも、頭の工場の中がよく整頓されて、動きやすくなっているからにほかならない。
すっきり目覚めるときもあれば、少しボーッとするときもある。
でも、そのどちらであっても、朝の頭の中はクリアになっている。
前日までに脳に溜まった老廃物が、排出されている。
自分にとって本当に重要な思考だけが残っている。
前日に考えていて次の日の朝にも浮かぶ思考は、本質的であることが多い。
ただし、前日からの心配事などは例外だが。
朝のアウトプットは、不要な情報に心を乱されることなく、勢いで進みやすい。
なお、書き始めは「寝ぼけている状態」からでもいい。
うまく書こうと意識せず、勢いで書き進めることによって、
思いのほか良い言葉が生まれることもある。
朝に時間を取れない人はどうするか?
もしブログを書くなら、すべて書き上げる必要はない。
そもそも、朝だけで書き上げるのは非常に難しい。
できれば、アウトライン(あらすじ)は朝のうちに済ませておきたい。
おおよその輪郭さえ作っておけば、中身を足していき、書き上げやすくなる。
朝にやってはいけないこと
「重要でない決断」をすること。
具体的には、メールチェックやニュース・SNSの閲覧など。
1つのメッセージやツイート、記事などを冒頭だけでも見てしまうと、
少なくとも「読むか? 読まないか?」という「決断」が必要になる。
前述のとおり、決断は脳を疲れさせる。
「絶対に朝にやってはいけない」とまでは言わないが、
せめてアウトプットを終えてからにしたい。
おわりに
貴重な朝の時間は活用が難しいところだが、うまく使っていきたい。
なお僕の場合は「朝」だが、これが「昼」の人もいれば、「夜」の人もいる。
1)雑音が少なくて
2)まだ何も決断していない時間帯で
3)起きてすぐ
であれば、昼でもいいし、夜でもいい。
本日はここまで。