Google検索を安心・快適に使う/不要な設定はオフにして
勝手に出てきた
Google検索について。
私たちの生活に欠かせなくなってきている「Google検索」。
それを使う上で心がけたいこと。
あるニュースと、そのコメントについて
まずはこの記事を見てほしい。
【AFP=時事】フランス競争当局は20日、米IT大手グーグル(Google)に対し、検索に関連した広告掲載サービスで市場における支配的地位を乱用したとして、1億5000万ユーロ(約180億円)の制裁金を科したと発表した。
そして、気になるコメントがこちら。
エロ系の広告とかいかがわしい広告とか、以前はその手のサイト周辺にしか表示されなかったのに、近頃は一般企業のサイトにも表示されてるもんな。
金儲けしか考えなくなって倫理観が壊れて来てる。
えーっと…
それ、ターゲティング広告なのでは?
行動ターゲティング広告(こうどうターゲティングこうこく)とは、広告の対象となる顧客の行動履歴を元に、顧客の興味関心を推測し、ターゲットを絞ってインターネット広告配信を行う手法。例えば、旅行関連のページを最近訪れたことがあったり、航空会社の広告をクリックしたことがあるユーザーは、「旅行」というジャンルに興味関心があると判定し、「旅行」関連の広告を配信するといったもの。ここでいう「行動」は、ページの閲覧、広告のクリック、検索のキーワードなどを指し、広告の配信を行う媒体・事業者によって定義は異なる。コンテンツ連動型広告を併用している場合が多い。
シンプルに言いますね
あなたが普段よく見ているサイトをもとに、
表示する広告が決められています。
コメントした人は、
「エロ系」や「いかがわしい」サイトを見ていたと思われる。
こうならないために、Googleアカウントの設定から
履歴を削除したり、
広告のカスタマイズ自体を削除したりしよう。
私たちの何が知られているか?
けっこうな種類と量の情報を、Googleに渡している。
Googleのプライバシーポリシーを見たことがあるだろうか。
普段、あまり意識することはないかも知れない。
「検索した単語や、閲覧したサイトの情報を収集されているだけ」
そう思う人は、少し慎重になった方がいいかも。
Googleが収集するデータは、大きく以下の3種類に分けられる。
・ユーザーの活動
・ユーザーが作成したデータ
・ユーザーの個人情報
ユーザーの活動
検索内容、アクセスしたウェブサイト、視聴した動画、クリックまたはタップした広告、現在地、端末情報、IP アドレスと Cookie のデータ
ユーザーが作成したデータ
Gmail で送受信したメール、追加した連絡先、カレンダーの予定、アップロードした写真や動画、ドライブのドキュメント、スプレッドシート、スライド
ユーザーの個人情報
氏名、メールアドレスとパスワード、生年月日、性別、電話番号、国
このとおり。
安全にインターネットを使うために、「私たちの何が知られているか?」に加えて、「情報が何に使われているか?」まで理解しておきたい。
広告のカスタマイズをオフにする
冒頭に紹介したWeb広告についても、設定で無効にしたり、特定の広告のみを無効にすることも可能。
「広告のカスタマイズ」をオフにするだけ。
ちなみに下の方のリンク
「Google の広告サービスを利用している他のウェブサイトやアプリでの広告のカスタマイズを管理できます。」から、特定の広告もOpt-Out(停止)できる。
うまく活用する
不要なものは削りつつ、活用できる機能は使おう。
「マイ アクティビティ」は割と便利だと思う。
これまでに行った検索・閲覧・視聴などの情報がまとめられている。
Google マイ アクティビティ(https://myactivity.google.com/myactivity)
「前に検索したあの記事なんだっけ? ブックマークしておけばよかった…」
こんなこと、あるよね。
ブラウザの履歴を削除してしまっても大丈夫。
マイ アクティビティでは、後から見返すことができる。
アクティビティを簡単に振り返ることができるよう、トピック、日付、サービスで検索するためのツールが用意されています。
11月1日の検索履歴の一部。
ブラウザの履歴とは違い「Googleアカウントでログインした本人しか閲覧できない」情報ではあるが、Google側には残るので、気になる人は削除しよう。
以上、Google検索する上で心がけたいことでした。
他にも設定しておくべきプライバシー設定は多くあるけど、本日はこのへんで。
(主要SNSアプリで表示される広告なんかをケアしていきたい)