日本は好きだけど日本のメディア(主に地上波テレビ)は好きになれないという話

 

ニュースサイトの「ハフィントン・ポスト」が台頭して、人々がコンテンツを無料で影響するようになったことと、プロのジャーナリストが失業し、消えていっていることが同時に起きているのは偶然ではない。

 

日本が好きだ。

 

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でも、日本のメディア(主に、地上波テレビ)はあまり好きじゃない。

挙げだしたらキリがないのだけど、改めて欲しいことが多い。 

 

商業的な側面が強すぎる

多く挿入されるCMに留まらず、番組本編すら商業的なつくりを強めている。

・特定の企業にスポットを当てたグルメ番組

・俳優の「番宣」のためのバラエティ出演

など。

 

年齢にこだわる

あらゆるニュース(事件、事故、それ以外)において人名を報じる場合、

必ず年齢を表示する。

とにかく分類したがる。

 

まともに見られるニュース番組が少ない

朝夕のニュース番組はただのバラエティ番組だし、

NHKは政府の広報と化している。

 

 

マイノリティを「笑う」

少数派はバラエティにおいては笑いの対象となる。 

つまり、「周りと違うこと」「マイノリティであること」は笑いの対象であり、バカにする対象なのだ。これは「皆が一緒であること」という同調性を重んじる日本だからこその笑いのように思えてしまう。

 

  

 

テロップによる情報過多

テロップ表示が、「番組はこう見るものだ」ということを強制してくる。

バラエティ番組は音を消しても、おおよその内容を理解できる。

視聴者を惹き付けるため、

 

「いつ、どのタイミングでチャンネルを合わせても、番組の概要を理解しやすい」

つくりになっている。(ザッピング効果)

 

SNSの動画を転載する

いよいよ番組の制作に予算をかけなくなってきたな、と思う。

バラエティ番組や災害時の速報など。

なお災害時の視聴者からによる撮影動画を報道することは、

その速報性から「有用である」という意見もあるかも知れないが、

個人的にはこれを否定する。

 

 

この記事は、テレビ局の「怠慢」ではなく「進化」

とあるが、さすがにそれは苦しい言い訳だろうと思う。

それと、単純に思うこととして、

撮影者は、まず自身や周りの安全を確保するべき、という点がある。

 

 

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まともに国際ニュースを映像で見たいなら、

Webか新聞、海外メディアに頼るしかない。

本当になんとかして欲しい。

 

 

<引用>

「ニュースサイトの…」/アンドリュー・キーン